沖縄にルーツを持ち、日本と関わりの深いアメリカ文化を題材に絵画や立体、パフォーマンスを発表している。「暗闇に光る目」「シリアルパッケージ」「蛇」などの記号を、“描いて”は“消す”をくり返す作業のなかでアウトラインが薄ぼけ曖昧となり、作家自身のポートレイトのように愛嬌のある姿で「個人的な存在」に変容する。それはKINJOにとっての自画像のようなものであり、自身のルーツを掘り下げていく行為でもある。
1990年東京生まれ、現在も東京を拠点に活動。故郷の沖縄に住む祖父母から、見たこともないようなアメリカや海外の日用品やおもちゃがよく送られてきたそうです。この記憶は、今でも彼の心の中にしっかりと残っている。ストリートグラフィティやグラフィック作品を扱う際に、色を塗っては消し、また色を塗るという手法を必ず使うのも、このためだ。消して重ねた色によって、曖昧な記憶を投影したような、ぼやけた絵にしたかったのだ。
2022 | “Hey, River Snake C’mon.”parcel, Tokyo |
“(It follows you) EVERYWHERE” PACIFICA COLLECTIVES, Tokyo | |
“BLIND GAZE” YIRI ARTS, Taiwan | |
2021 | “OVER THE BRIDGE”, GIN HUANG Gallery, Taiwan |
“PEDDLER” marco gallery, Osaka | |
2020 | “ARAKAWA GARDENER” OIL by 美術手帖, Tokyo |
“UNDER THE BRIDGE” PARCEL, Tokyo |
2022 | “out of bank” MAT gallery, Tokyo |
“GRAY AREA”, marco gallery, Osaka | |
2021 | “RIVERSIDE POCKET” Arakawa, Tokyo |
“やんばるアートフェスティバル” Okinawa prf |